ユーザの満足度を考慮したマルチメディアトラフィックマネジメント方式 : その2: 評価と実装
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概要
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近年,急激なネットワーク端末の増加と,ユーザのネットワークへのマルチメディア情報へのアクセスの増加で,ネットワークレスポンスの悪化が非常に問題になってきた.しかし,従来のネットワーク下位層でのトラフィック制御では,ユーザが利用するマルチメディア情報の特性を考慮できないため,一人のユーザがネットワークリソースを独占することもあり,リソースの効率的な利用ができないという問題があった.そこで,本論文では,限られたネットワーク資源で効率的に運用するために,従来,ネットワーク下位層だけの面で判断してきたトラフィック制御を,ネットワーク管理の面から捉えた下位層から上位層までを対象とした,アプリケーションが使用するマルチメディア情報に着目し,ユーザの満足度を考慮した総合的なトラフィック制御を行い,ネットワークレスポンス,ユーザ満足度等のサービス品質(QoS)を向上するトラフィックマネジメントのアルゴリズムを開発し,評価を行い,実装するための提案を行った.シミュレーションによる評価により,本研究のトラフィックマネジメント方式の有効性を示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-04-24
著者
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