経路数最少化を目的とした車両経路問題の一解法
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概要
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複数の拠点から車両が出発し, 配送先に物品を届けて元の拠点に戻る配送経路の内, 経路数を最少化する解を求める問題を車両経路問題と呼ぶ.この問題はNP-hardの組み合わせ最適化問題のため, 通常, 局所探索を基本にした近似解法が用いられる.問題の目的は経路数最少化だが, 経路数を減少する近傍は局所的に定義できないため, 総走行時間を減少する局所探索を用いなければならない.そこで, そのような局所探索を変更することなく, 経路数を減少するように探索を誘導する解法を提案する.提案する解法(目的修正法)により, 少ない反復回数でよりよい解が得られることを, 従来方式との比較実験で示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-11-26
著者
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