対訳文書から自動抽出した用語対訳による機械翻訳の訳語精度向上
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概要
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対訳文書から自動抽出した用語対訳による機械翻訳の訳語改善効果を, 特許抄録20件を評価データとして検証した.評価データと同分野の対訳文書2, 000組から自動抽出した用語対訳を利用して機械翻訳を行うことにより, 全単名詞句の23%で訳語の改善が見られた.これは既存の専門用語辞書(20%)を上回る効果である.また, 類似文書検索機能を用いて得られた少数(10件)の対訳文書からでも専門用語辞書と同等の訳語改善効果が得られることを確認した.これは, ユーザが用語対訳を抽出するための対訳文書を予め分野別に分類にしておく必要がないということを意味する.
- 2001-07-16
著者
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- 田中穂積(監修), 自然言語処理 : 基礎と応用, (社)電子情報通信学会, 1999年, 5,400円(税別), ISBN4-88552-160-2