発話意図ラベルによる自然発話の分割と再構成 : 日本語談話解析にむけて
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概要
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本稿は、自然に話された日本語の談話構造の解析を目的として、発話の自動分割とラベルの付与および分割された単位の再構成について述べるものである。発話分割は、点や丸のない書き起こし文を入力として、対話文コーパスの分析によってあらかじめ決められた文字列を使うことによってなされる。発話は一つのターンよりもより短い単位に分割され、その一つ一つに発話行為ラベルが自動的に割り当てられる。こうして分割された発話全体は、発話行為ラベルを終端記号とする書き変え規則によって、最終的にいくつかのグループにまとめられる。談話構造は、その談話の時間的流れにそって、話者双方が展開する話題の推移の仕方として表現される。本稿は、主として発話行為ラベルとそれによる文法規則、および談話構造の意味表現について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-05-25
著者
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