ポーズの単位とコミュニケーティブアクト単位の比較 : 日本語談話構造の意味表現にむけて
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概要
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我々は、先に日本語と英語の自然会話文を対象に発話意図に関する調査を行ない、発話意図が成就される単位を見い出し、発話意図ラベルを開発した。本稿は、まず発話意図が成就される単位と、会話文の音声認織から得られるポーズで区切られる単位を比較検討する。両者は77%の割合いで一致し、この事実は自然会話文の解析にポーズに敏感な文法を適用することが好ましいのではないかと推測させる。この推測に基づき、次に発活意図ラベルを意味表現のトップレベルにもつポーズ文法による談話解析を提案する。最後にその実験結果を示し、発話意図ラベルの適用が日本語談話の解析に有効であることを報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-01-19
著者
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