PC-LANアプリケーションの開発事例における諸問題について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、低コストで柔軟なシステムとしてパソコンを利用したクライアント・サーバシステム(PC-LAN)が普及しつつある。PC-LANを構成する市販ソフトも多数利用できるようになり簡便にLAMの構築が可能になったものの現実の、とりわけGUI環境でのビジネスアプリケーションでは応答時間の遅延、既製ソフトウェア間の相性に起因するトラブルなどが発生している。今回NetWare-Oracle-Access-Excelの組み合わせによるGUI環境でのビジネスアプリケーションのLAN構築を実例として設計、運用上の問題点を報告する。特にAccessの利用はWindows上でのプログラミングの効率向上に多大の寄与をした反面、スムースに動作させるためには高性能CPUとメモリを大量に要し、いわゆる「重いシステム」になることや他のRDBプログラムとの相性などオープンシステム構築に困難があった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-10-17