柔軟な情報システムを実現するインフラの満たすべき要件 : ホスト・LAN、LAN間接続をめぐって
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概要
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90年代も中葉に至り、企業情報システムの分散処理化は、新たな段階を迎えている。90年代初頭からの、PC-LANの普及と実用化、そして、高機能パソコンの低価格化は、企業情報システムの分散処理化への条件を作り上げた。しかし、先進的な企業を別として、これらの技術は、エンド・ユーザ主導で導入され、その結果、各部門ごとのモザイク的な状況が現出している。ここまでを分散コンピューティングのための資源の導入という第一期と位置付け、今後の分散処理系としての統合期を、第二期として位置づける。その統合された企業情報システムは、急激に変化する経営環境に柔軟に適応し、最新の技術を吸収しうる柔軟性を、技術的にも組織的にも有していなければならず、メッセージ交換系の内包、システム管理の確立が必須となる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-22