文章特性が異なる複数領域の原著論文の構造
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概要
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C型肝炎,情報検索,対人認知領域の日本語原著論文計137件を対象として,構成要素カテゴリの自動付与を行なった.構成要素カテゴリは文献の内容の特性を主題領域に関わらず共通にとらえる粋組みとして提案したものである.分析に先立ち,学術的な文献の利用特性とそれから導かれる分析の要件について論じた.手がかり語の組合せパターンとそれを補う確率的なルールによってカテゴリを自動付与し,カテゴリが決定した文における分析精度は領域別に86~91%であった.自動付与の失敗原因の分析,対象文献の文章特性の検討,関連研究の検討から,(1)文間の連接関係の重視,(2)構文パターンの採用,(3)全体的処理戦略の導入,(4)内容判断を必要とするカテゴリの検討の必要性が示唆された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-05-18
著者
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