段落間及び文間関連度を利用した段落シフト法に基づく重要文抽出
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概要
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文書中の重要文を抽出するために, 高順位の段落中の文を優先して文の重要レベルを付与する段落シフト法を主体にした手法を述べる. 段落や文内のキーワード候補群間で構成単語レベルでの重複を計数して得た段落間及び文間関連度を, 正規化分母の相違に応じて参照関連度と被参照関連度とに区別し, 見出しは参照関連度平均値, 段落は被参照関連度平均値, 文は両関連度平均値の線形和を基本スコアとして順位付けする. この上で,見出しは見出し群内での順位値により, 本文中の文は段落内での順位値を段落の順位でシフトして, 各々重要レベルを付与し, さらに, 見出しとの関連度等で補正を行う. 本手法による重要文抽出の小実験(平均12.1文, 42新聞記事)を行い, 最高レベルの文で再現率64%/適合率約71%の結果を得た.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-11
著者
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