情報プロパティと利用履歴を考慮したコンテンツ提示手法
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概要
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利用者の直接的な介在なしに各個人の興味にマッチするコンテンツを提供する提案型サービスが注目されている.その多くは利用者のコンテンツ利用履歴とコンテンツの登録情報プロパティをマッチングすることで実現されている.しかし,従来のサービスでは,以下のような課題がある.(1)利用者の利用履歴のみを考慮しているため,コンテンツ提供者の明確な意思に基づいた提示,例えば男性にはAコンテンツを女性にはBコンテンツを提示したいといった要望に答えることができない.(2)利用者の利用履歴を蓄積するのに時間がかかるため,サービス開始直後は利用者に好適なコンテンツを提示できない.本論文では,双方向型のサービスにおいて,コンテンツの利用履歴と情報プロパティをマッチングすることによって利用者に好適なコンテンツを提示するシステムを対象としている.提案する手法は,利用者のコンテンツ選択結果を蓄積し次回コンテンツ選択に活用することと,コンテンツ提供者の意思をルール化してコンテンツ選択に活用するという2つの特徴をもつ.これによって,コンテンツ提供者のマーケティング力に関係なくコンテンツ提示を行うことができ,かつコンテンツ提供者が利用者に対して選択的にコンテンツを提示することができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-03-22
著者
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