一日本企業における電子会議試行から得られた知見
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概要
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日本の企業組織における電子的社会「場」の展望はどんなものになるであろうか?この小論で,一日本企業内での(有志からなる)小さなバーチャル・グループを対象として1年以上に渡って試みられた電子フォーラム(非同期的電子会議)から得られた知見を紹介する.電子会議試行メンバーからのフィードバックをもとに,何が問題か?を論じ,また本当のボトルネックを探求するために,これまで得られた知見を整理して,社外の有識者と意見交換できる素材を提供した.得られた知見を以下のトピックスに分けて述べる:電子会議での共鳴効果;知識やノウハウの伝承;ディベイティング;人数の適正サイズ;電子会議はある意味で「氷山の一角」;メンバーの二極分化;電子会議イメージの多様性;組織風土の影響;組織革新への影響;コミュニケータの役割.(本稿は昨年の国際会議で英文で発表したもの[Kurihara92]を邦文にし,加筆修正したものであることをお断りしたい)
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-08-27
著者
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