Javaを用いたWWWページ上での自由度の高い統合型協同作業支援システム : UniversalCanvas
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概要
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本稿では,WWWページ上で参加者が作業状況や意思の様々な変化に柔軟に対応できる「自由度の高い」,統合型協同作業支援システム"UniversalCanvas"のデザインとそのプロトタイプの実装について述べる.UniversalCanvasは,(1)静止画像による参加者のアウェアネスや存在の認識,(2)ビデオカメラによるゲイズアウェアネス及び周囲の状況把握,(3)Javaを用いてWWWページ上に構築することによる異種機間接続,(4)JavaアプレットとWWWブラウザとの連携によるプレゼンテーションの効率的支援,(5)デジタル美術館構築による異文化間交流の促進を目指しており,参加者全体の一体感を実現させることを可能にしている.我々は,l995年11月以来このシステムを公開した結果,世界中の約5千人の人が利用しており,高い評価を得た.本稿では,被験者の指摘に基づく評価についても述べる.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-06