ユーザキーワードの動的定義による情報検索精度に関する検証
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概要
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同じ検索結果を求めるために使用される問い合わせは,ユーザにより異なる.その相違は,検索の精度に影響を与える。本稿では,Latent Semantic Indexingというベクトル検索方式を対象として,ユーザの個人差により生じる問い合わせの相違が情報検索の精度に与える影響について考査した.Latent Scmantic indexingでは,問い合わせと検索対象はベクトル化される.検索は,問い合わせに対応するベクトルと検索対象に対応するベクトルとの間の類似度を計算し,順位付けを行うことで達せられる.Latent Semantic Indexingを用いると,キーワードの意味的曖昧による検索精度の低下を抑えられる.そのため,Latent Semantic Indexingは文書検索や多国言語横断検索への応用に注目されている.本稿では,ユーザの個人差を模擬する動的キーワードの定義手法を提案する、また,提案手法を用い,Latent Semantic Indexing情報検索方式に対し,ユーザの個人差により生じる問い合わせの相違が検索精度に与える影響について検証実験を行う.検証実験により,問い合わせの相違が検索精度に与える変化パターンを明らかにした.
- 2002-07-17
著者
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