民族資料とシソーラス
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概要
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国立民族学博物館では1976年から、研究者が記述する自然語による民族資料データをコンピュータに蓄積してきた。今回そのデータのなかから標本資料(モノ)の一般的な名称(検索名)を選び、それについて同義、類義、上下、協働使用、全体-部分関係を整理し、シソーラスを作成した。そしてこのシソーラスを組み込んで、標本資料データを専門知識がなくても簡単にもれなく検索できるような、標本資料検索システムを完成した。その作成過程とシステムの紹介をおこない、名称とモノとの関係、世界のさまざまな文化のなかで生きているモノを日本語で命名すること、そしてそれを検索することに関する問題をいくつか提起してみる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-01-26
著者
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