Javaのためのデータベース・エンジンの設計課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では, Java言語のオブジェクトをデータベースに格納し, 管理する機能(以下, 永続化機能)の設計の概要を示す. 我々は, C++言語を対象としたオブジェクト指向データベース・エンジンEarthを実現しており, この研究で確立した技術を用いたJava言語のための永続化機能の実現を目標とした研究を進めている. 永続化機能の設計の方針として, Java言語に対する言語, 実行環境の観点での高い適合性と, 性能を重視する. また, Java言語の永続化機能の設計空間を, 永続直交性, 永続透過性, 永続識別性, キャッシュ管理, トランザクションとスレッドの5本の軸により定め, 各軸における設計の選択肢について, 特徴, 課題を議論する. さらに, 我々が実現するデータペース・エンジン(Earth for Java)として, 設計方針に従った, 設計空間における設計の選択の概要を述べる. 現在, この設計に基づいて, Earth for Javaの実現を進めている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-07-14
著者
関連論文
- オブジェクト指向データベース・エンジンEarth : キャッシュ共有のための設計空間
- OODBエンジンEarthにおけるキャッシュ共有の性能評価
- Javaのためのデータベース・エンジンの設計課題
- Javaのためのデータベース・エンジンの設計課題
- 拡張可能なデータベース管理システムのための枠組
- データベース管理システムのためのベースシステムの実現
- 正規右辺属性文法と1パス再帰降下属性評価器の生成