ポータブルな言語処理系の日本語化方式
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概要
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広く普及している既存の上級言語に変換する言語処理系を日本語化する際の問題点および実装例について述べる. このような処理系の日本語化に当たっては中間言語の処理系における日本語処理機能を仮定したり, 特定の実行環境に依存してはならない. 文字の取り扱いに関する3階層(符号層・文学集合層・文字概念層)を認減した上で, (1) 複数の符号系への対応, (2) 日本語文字用のデータ型および (3) 文字の同一性について考慮する必要がある. 実装例としてCLUをCに変換する処理系CLU2Cを日本語化した. 各種の言語処理系について同様の手法が適用できると考える.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-05-31
著者
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