2000-SLP-32-12 文脈情報と韻律情報とを用いたあいづち語彙の使い分け : ユーザ印象の検討
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概要
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音声認識の実用化に伴い, 応用分野もビジネス用途から娯楽・教育用途にまで広がってきた.娯楽・教育用途ではインタラクション自体の魅力が大切だが, その際, 従来システムのような不自然な応答は致命的となる.そこで, 人間同士の友好的な会話では相手の状態を推測しながら応答を微妙に変えていく点(レスポンシブネス)に着目し, 機械との対話におけるレスポンシブネスの有効性を検討した.学習ゲーム形式の会話(山手線駅名当てクイズゲーム)において, システムの確認発話応答あいづち(はい, うんなど)の使い分けルールを実装し, 被験者13人に対して音声認織をWizard of Oz方式で行う会話実験を行った.その結果, コーパス中の出現比率であいづちを使い分けるよりも印象が良くなることが分かった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-07-14
著者
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