木・表構造間写像モデルに基づくXML-HTML変換用スタイルシート自動生成方式(セッション3 : XML 検索・変換)(テーマ:デジタルコンテンツの管理と応用)

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インターネットの普及とEC(Electronic Commerce)の進展に伴って、資材伝票や設計仕様書をXML(Extensible Markup Language)形式でWebブラウザから入力参照するシステムがさかんに開発なされるようになった。しかし、対象とするXML文書の論理構造が複雑になるについて、XML文書インスタンスの画面中の入力枠に対してXML要素を対応付けていく従来の表示中心画面設計では、入力画面用にXMLをHTML(HyperText Markup Language)に変換するスタイルシートの作成が難しくなるという問題点があった。特に、あるデータ項目の内容に応じて表の行や列の繰返し数が変わるような可変XML文書を扱うことが困難であった。本稿では、この問題を解決するために、テーブル形式のGUI(Graphical User Interface)を用いて、XML構造定義に対して、画面レイアウト用の文書スタイル、入力チェック用の文書内容制約、および担当業務毎のアクセス権限情報などを付与するだけでXML入力用のスタイルシートを自動生成するXML文書画面自動生成方式を提案する。本方式の技術特長は、XML文書がもつ木構造からHTML文書がもつ表構造への写像を表現する木・表構迫間写像モデルを用いることにより、XML要素に対して表パターンを指定するだけで表組みスタイルを自動生成できる点にある。また、本方式は、エンジニアリング用の設計仕様書とWeb-EDI(Electronic Data Interchange)用の資材伝票を対象とする評価により、「従来の表示中心画面設計では困難であった可変XML文書を扱うことができること」、また「従来の表示中心画面設計によるXML入力画面作成支援ツールと比較して、入力画面開発のエ数を約1/2削減できること」を確認した。
社団法人情報処理学会の論文
2004-01-31

木・表構造間写像モデルに基づくXML-HTML変換用スタイルシート自動生成方式(セッション3 : XML 検索・変換)(テーマ:デジタルコンテンツの管理と応用)

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