電子文書における多言語組版の標準化 : 事例調査による要求抽出(セッション6B : 情報の社会的側面)
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概要
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国際的な文字コードの開発により、ある言語で使われている文字の一つ一つをコンピューターの内部処理で使用する上での問題は少しずつ解決しつつある。次に目指すべき課題は、言語固有の組版やレイアウトの規則に基づいて、一つ一つの文字を適切に配置するために必要なスタイル指定の開発である。英語、ヨーロッパの言語、日本語の組版のためのスタイル指定の記述枠組みは、国際的な規格としても制定されている。しかし、その規格が、その他の、特にアジアの諸言語に対して適用できるかどうかはこれから検証する必要がある。その結果次第では、アジアの諸言語で用いられている組版要素や特徴の規格への追加が必要となる。本稿では、このような視点から行なわれたアジアのいくつかの言語における組版の現状調査の結果について報告し、多言語組版の標準化への示唆について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-08-28
著者
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上村 圭介
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
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上村 圭介
大阪大学文学研究科
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上村 圭介
国際大 グローバル・コミュニケーション・セ
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上村 圭介
学校法人国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
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上村 圭介
国際大学
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