文化財における三次元デジタルアーカイブの作成と活用
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概要
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文化財保存修復を行うのと同時に記録を行うことは、必要不可欠な作業である。貴重な文化財情報を後世へ伝承する方法として、デジタルテクノロジーを用いた記録が盛んに行われている。特に三次元計測は、立体形状の記録として活用される機会が増えている。同時に、これらデジタルデータを収集整理し、情報を公開することが求められてきている。筆者は、文化財保存修復に携わる立場から、保存修復家が、三次元データや文化財情報が有機的に関連づけることができ、互いに情報を蓄積・交換することができれば、保存修復に大きく寄与すると考えた。本文では、保存修復の現場で情報を蓄積・交換する方法として、「PopCorn」と「XVL技術」を利用した「文化財三次元データベース」を作成した。さらに、三次元デジタルアーカイブの活用について考察を行った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-07-30