N-ベンゾイル-N-フェニルヒドロキシルアミン-クロロホルム抽出吸光光度法によるステンレス鋼及びニッケル基合金中のバナジウムの定量
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概要
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硫酸-フッ化水素酸溶液からバナジウム(V)をN-ベンゾイル-N-フェニルヒドロキルシアミン(NBPHA)-クロロホルムに抽出し,ステンレス鋼及びニッケル基合金中の微量バナジウムを定量する方法を確立した.バナジウム(V)は硫酸濃度が(1〜3)M,フッ化水素酸濃度が(1〜6)Mの範囲で定量的に抽出される.この溶液は475nmに吸収極大を示すがマシガンなどの影響を防ぐため,530nmの波長を選定した.本法は塩酸系からの抽出に比べて,大量に共存するクロム,鉄,モリブデンなどの影響を無視でき,直接抽出測定ができる.本法によれば0.0005%以上のバナジウムが定量でき,繰り返し精度は変動係数1.07%であった.
- 1979-07-05
著者
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