Jendrassik-Cleghorn法による患者血清中のビリルビン濃度測定の基礎的検討
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概要
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従来の血清ビリルビンの分画定量法で不明確な点は,(1)総ビリルビンとして反応させたときの,抱合型ビリルビンに対する促進剤の効果,(2)抱合型ビリルビンとして反応させたときの,遊離型ビリルビンヘの影響,(3)抱合型,遊離型両者のアゾ色素の濃度と吸光度の関係などであった.今回,自製の抱合型ビリルビンと市販の遊離型ビリルビンを用いて検討した結果,これらの不明な点が解明されTendrassik-Cleghorn法を一部改めて使用することにより,精度よく測定することができるようになった.
- 1981-11-05