シュタルク掃引マイクロ波空どう分析計によるガス分析
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概要
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有極性ガス分子がその回転エネルギー準位間隔に対応する固有のマイクロ波エネルギーを吸収することに着目し,Kバンド領域に吸収帯を有する有極性ガス分子の分析を目的としたシュタルク掃引マイクロ波空どう分析計の製作を試みた.本装置の特長は,(1)マイクロ波発振器にガン発振器を使用したこと,(2)吸収セルに導波管型シュタルク空どう共振器を使用し,装置を大幅に小型化したこと,(3)感度を上げるためにマジックTを用いたマイクロ波ブリッジを使用したこと,又,吸収スペクトルをレコーダー上に描かせるためにシュタルク効果を利用して直流電圧を掃引した.製作した分析計により,種々の有極性ガスの検出を行った.アンモニアについては,検出限界が0.2ppm(窒素中)と非常に高感度であり,検量線の直線性も良好であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1979-09-05
著者
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上舘 民夫
三菱油化(株)中央研究所
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今井 英男
三菱油化(株)中央研究所
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上原 博通
(財)相模中央化学研究所:(現)城西大学理学部化学科
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中村 晃也
三菱油化(株)中央研究所
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上原 博通
相模中央化学研究所
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伊集院 保治
相模中央化学研究所
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上原 博通
相模中央化学研究
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伊集院 保治
相模中央化学研究
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