4-カプリル-3-メチル-1-フェニル-5-ピラゾロンによる鉄の溶媒抽出-吸光光度定量
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概要
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4-カプリル-3-メチル-1-フェニル-5-ピラゾロン(CMPP)-鉄の錯体を利用し,鉄の溶媒抽出吸光光度定量法について検討した.更に,金属亜鉛中の微量鉄の定量に本法を応用した.GMPPは鉄(III)と反応し水に不溶性の赤色錯体を形成し,これは1-ブタノールに抽出され,波長450nmに最大吸収を示した.その分子吸光係数は5×10^3であった.pH3.0〜5.0の範囲内で一定の吸光度を与え,呈色は10時間以上安定であった.(10〜100)μgの範囲で濃度と吸光度は直線関係を示した.バナジウム(V),スズ(IV),アルミニウム,リン酸イオンは影響した.又,連続変化法によって錯体の組成を検討した結果,CMPP:鉄=3:1の結合比であると推定された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1978-05-05
著者
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