イオン交換法によるコナラの木部樹液中無機イオンのモニタリング(<特集>海と空と島の環境分析)
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概要
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長期継続的な酸性化ストレスにさらされる樹木の生理動態を監視するために,イオン交換繊維をコナラ樹幹の木部に挿入し,樹液中の主要無機イオンを継続捕集して分析を行う方法の適用性を検討した.その結果,2〜3月の休眠期から6〜8月の成長期における気温上昇,日射量の変動に伴うコナラの活動が樹液中の陽イオン特に70〜93%のカリウムイオン及び13〜4%のカルシウムイオンの濃度変動と密接に関連することなどの知見が得られた.本法は改良により木部及び師部の樹液化学のモニタリングに適用可能である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2004-12-05
著者
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今 美佳
杏林大学保健学部:(現)杏林大学医学部付属病院
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松塚 雅博
杏林大学保健学部無機化学教室
-
濱田 武
杏林大学保健学部無機化学教室
-
濱田 武
杏林大学保健学部
-
植木 浩平
杏林大学保健学部
-
植木 浩平
杏林大学保健学部:(現)理研計器株式会社
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松塚 雅博
杏林大学保健学部
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