高速液体クロマトグラフィーによるエトポシドの臓器内濃度定量法
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概要
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抗しゅよう剤であるエトポシドの簡便な臓器内濃度定量法を開発した.本法は,簡易型プレパックドカラムであるClin Elut^<TM>とBond Flut^<TM>CN とを連結させたものを用いて一段階で迅速にクリーンアップを行い,電気化学検出器付き高速液体クロマトグラフにより選択的にエトポシドを検出するものである.本法の精度及び正確度は共に満足すべき結果であり,検出感度は300pg(S/N=3)と蛍光法と比較して約15倍の高感度が得られた.本法によりラットにエトポシドを投与後の臓器内濃度を測定した.又Bond Elut^<TM>におけるエトポシドの挙動を静電相互作用の面から考察した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-07-05
著者
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