検知管による水中の微量トリクロロエチレン及び1,1,1-トリクロロエタンの簡易定量
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概要
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地下水の塩素化炭化水素による汚染防止に関係して,水中の微量トリクロロエチレン(ETHY)と1,1,1-トリクロロエタン(ETHA)の検知管による簡易定量法を研究した.注射筒法では,ETHY又はETHAを含む水100mlと空気108mlを200mlのガラス注射筒中に採り,激しく振り混ぜた後,平衡になった空気100mlを検知管に通す.簡易法では,500mlの栓付き瓶に200mlの溶質を含む水をいれ,振り混ぜた後平衡になった50mlのヘッドスペースガスをディスボーザブル注射器を用い検知管に通す.水中の溶質の量は別の実験で求めたHenryの定数を用いて計算する.本法による水中のETHY,ETHAの検出限界は,注射筒法で各々約0.01,0.3mg/l,簡易法で各々約0.02,1.0mg/lであった.
- 1986-06-05
著者
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