共通試料による水中の各種形態別窒素分析の共同実験
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概要
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関西地域における環境分析技術協議会は,硝酸態及び亜硝酸態,アンモニア態,有機態及び全窒素分析の共同実験を行った.参加分析機関は53で,分析結果について平均値,相対標準偏差,窒素の回収率を計算し,考察を行った,硝醜態窒素の分析には銅-カドミウム・カラム還元法がよいが,共存物質が多いときは還元前に試料水を希釈することが必要である.亜硝酸態とアンモニア態窒素の分析結果は正確で高精度であった.アンモニア態窒素では蒸留操作を含めた検量線を用いたとき高めの結果となった.有機態窒素の分析では窒素化合物の種類により窒素回収率に大きな差があった.しかし,全窒素分析計では良好な結果が得られた.
- 1984-09-05
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