窒素で覆った酸水素フレームを用いた分子発光キャビティー分析法における分子状硫黄S_2の発光挙動 : II.フレーム組成と共存種の影響
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概要
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窒素で覆った酸水素フレームを用いた分子発光キャピティー分析法により,フレーム組成と分子状硫黄S_2の発光との関係について検討した.S_2の発光は酸素流量,水素流量,及びフレーム中のキャピティー挿入位置によって大きく変化した.これらの結果を,フレーム温度の変化を考慮して検討した結果,フレーム中のHラジカルが単にS_2の励起のみにたずさわるのではなく,試料の分解にも関与していることが予想された.又,試料中の共存化学種の影響を調べたところ,濃度,分解温度や分解生成物によって,消光の程度に違いが認められた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-05-05
著者
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中島 弘一^
立教大学理学部化学科:(現)法政大学第一教養部
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中島 弘一^[○!R]
立教大学理学部化学科
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高田 健夫
立教大学理学部化学科
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高田 健夫
立教大 理
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高田 健夫
立教大学理学部化学教室
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