窒素で覆った酸水素フレームを用いた分子発光キャビティー分析法における分子状硫黄S_2の発光挙動 : I.窒素で覆った酸水素フレームの温度特性

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概要

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燃料過剰な酸水素フレームの周りを窒素で覆い,フレームの一定の高さまで二次空気が混入しないようにしたフレームを分子発光キャピティー法に使用した.そしてガス組成とフレーム温度の関係を検討した.フレームの温度は水素や酸素流量の変化で直線的に変化するためフレームの組成や温度がかなり制御しやすいことが分かった.フレームの水平方向の温度分布は中心部を頂点とする単純な円錐状であった.又,フレーム下部での垂直方向の温度変化は中心部では小さかった.S_2の発光は送入した酸素によって消光されることなく,直線の検量線も得られ,S_2の発光挙動の研究に適切なフレームと思われる.
社団法人日本分析化学会の論文
1984-04-05

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