カルシウム-ケイ素合金粉末中の無定形シリカの赤外分光光度法による定量
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概要
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カルシウム-ケイ素合金粉未中の無定形シリカを,これまで用いられなかった1100及び1200cm^<-1>の赤外吸収をキーバソドとして,臭化カリウム錠剤法で定量する方法について検討した.シリカの粒子径が約フトm以下で,一定の高い吸収強度が得られた.シリカの種類の違いによる吸収強度への影響は認められず,いかなる無定形シリカも外部標準として使用できることが分かった.合金を0.1%(臭化カリウム申)含む混合物中では,シリカの吸収強度は低下したが,試料と等濃度の合金のみを含む錠剤を補償光路側に置くことで補正された.合金濃度0.05%,シリカ濃度0.02〜0.22%の標準混合試料についての定量で,高い精度及び正確さが得られた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-10-05