高速液体クロマトグラフィー用高粘度スラリー充てん法

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概要

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• 高速液体クロマトグラフィー(以下HPLCと略記)における高粘性溶媒を用いるスラリー充てん法について検討した.球形シリカゲルを用いる吸着クロマトグラフィー用カラムは流動パラフィン-n-ヘキサン系溶媒を,ODS-シリカゲルを用いる逆相クロマトグラフィー用カラムはグリセリン-エタノール系溶媒を使用して充てん圧,スラリー溶媒の粘度,充てん流速などの影響について検討した.その結果,高粘性溶媒による高圧充てん法で効率の良いカラムが得られることが判明した.又,本法を粒径の異なる球形シリカゲルの充てんに応用し,平衡スラリー法とカラム効率を比較した結果,ほぼ同程度の効率が得られることが認められた.

• 1978-08-05

著者

• 野村 明

  工業技術院物質工学工業技術研究所

• 小暮 幸全

  工業技術院化学技術研究所

• 森田 弥左衛門

  工業技術院東京工業試験所

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