スペクトルデータのPLS1法における前処理について
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概要
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スペクトルデータによる定量分析に, PLS1法を用いる際のデータの前処理についての検討を, シミュレーションスペクトルデータに対して行った.検討課題は, データのセンタリング, スケーリング, 波長領域の選択といった操作が, 濃度和一定という拘束条件の有無に対して, モデル化に必要な最適因子数と予測精度にいかなる影響を及ぼすかを調べることである.その結果, スペクトルデータからの定量の問題に関する限り, 1)スケーリングは不要, 2)センタリングは最適因子数を最高二つ減少させる, 3)拘束条件がない場合はセンタリングは必ずしも必要ない, 4)スペクトル領域の選択は波形のSN比に依存する, という結論を得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1996-01-05
著者
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