アセトニトリル-水混合溶媒を用いる逆相分配液体クロマトグラフ分離系の物質移動特性
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概要
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移動相としてアセトニトリル-水混合溶媒(70/30,Vol), 及び固定相としてオクタデシルシリル化シリカゲル(ODS)を使用する逆相液体クロマトグラフ分離系の液相吸着特性を, パルス応答-モーメント解析法により明らかにした.物質移動現象を平衡論的, 速度論的及び熱力学的特性の点から解析した.又, 移動相としてメタノール-水混合溶媒(70/30,Vol)を使用する場合の液相吸着特性と本研究の結果を比較し, 逆相液体クロマトグラフィーの分離挙動に対する有機溶媒の種類の影響を様々な観点から明らかにした.アセトニトリル-水混合溶媒中におけるオクタデシル基と試料物質との間の相互作用が, メタノール-水混合溶媒を使用する場合よりも弱いことを, 様々な特性の比較により明らかにした.いずれの移動相溶媒を用いる逆相液体クロマトグラフ分離系の場合にも, 粒子内での物質移動に対して表面拡散機構が重要な役割を果たしていた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1997-07-05
著者
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