ゲル浸透クロマトグラフィー/固相抽出/ガスクロマトグラフィーによる飼料中の有機リン系農薬の系統的定量
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概要
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キャピラリーカラムGCによる試料中の有機リン系農薬の迅速で系統的な分析法を確立した.試料中の有機リン系農薬を含水アセトニトリルで抽出し, GPC及びフロリジル又は活性炭固相抽出法を用いて精製し, 5%フェニル95%メチルシリコンコーティング又はトリフルオロプロピルメチルシリコンコーティング溶融シリカキャピラリーカラム(内径0.25mm, 長さ30m, 膜厚0.25μm)GC-FPDを用いて定量を行った.豚用配合飼料及び乾牧草(アルファルファ)に各有機リン系農薬(37種類)をそれぞれ0.02〜2ppm相当量添加し, 本法に従って添加回収試験を実施した.その結果, チオメトン及びメタミドホスを除く35種類の農薬の平均回収率は73〜119%であり, その繰り返し精度(RSD_r)は14%以下であった.豚用配合飼料に各有機リン系農薬(35種類)をそれぞれ1ppm相当量添加した試料を用いて3実験室で共同試験を実施した.その結果, 平均回収率は85〜129%であり, 室間再現精度(RSD_R)は20%以下であった.
- 1997-02-05
著者
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