赤外分光法を用いた生化学分析におけるグルコースの干渉の低減
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概要
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減衰全反射プリズムを用いた赤外分光法による生化学分析において, 試料中グルコースが他の生化学成分の測定に与える干渉の低減について検討した.まず人工的に合成したグルコースと尿素の混合水溶液のスペクトルを用い, 尿素濃度測定へのグルコースの干渉をシミュレーションにより検討し, 校正条件の最適化により干渉が低減することを明らかにした.基礎検討に基づいて最適化した校正条件の下でヒト血清中生化学成分の定量分析を行った結果, トリグリセリド, 尿素, コレステロール, 尿酸, クレアチニンの測定に対するグルコースの干渉を低減することができた.又, 総タンパク質, グルコース, トリグリセリド, コレステロール, 尿素の測定では, 自動分析装置との良好な相関が得られた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1995-06-05
著者
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渡辺 吉雄
(株)日立製作所中央研究所
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宮原 裕二
物質・材料研究機構
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宮原 裕二
日立製作所 中央研究所
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藤井 稔子
日立製作所 中央研究所
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藤井 稔子
(株)日立製作所中央研究所
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宮原 裕二
(株)日立製作所中央研究所
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