誘導結合プラズマ質量分析法による高純度黒鉛中の微量ホウ素の定量
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概要
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誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)を用い, 高純度黒鉛中に微量存在するホウ素の定量分析について, 定量下限値及び定量値の再現性などを検討した.ホウ素含有量の異なる数種類の黒鉛試料を分析した結果, JISに示されたクルクミン吸光光度法と本法により求めた定量結果とは良い一致を示した.又, 試料10gに対する定量下限値は0,004ppmとなり, クルクミン吸光光度法又はICP-AES法に比べ本法を用いた場合その値が1〜2けた向上することが判明した.本法によるホウ素濃度0.05,0.02,0.008 ppmの試料での再現性試験結果は, RSD 2.6〜9.5%と良好であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-06-05
著者
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