キャピラリーガスクロマトグラフィー用大量試料導入法の開発と応用
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概要
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リテンションギャップとして内径0.53mmのシリカチューブと内径0.53mmのプレカラムを組み合わせ, キャピラリーカラムとT字型コネクターで接続し, 電磁弁で流路を切り換える装置を開発した.試料注入時には大流量のキャリヤーガスを流しながら大量の試料を高速で注入し, 溶媒を除去した後流路をキャピラリーカラムに接続することで, 従来のキャピラリーカラムGCの注入方法より試料を大量に注入できる.熱分解性の化合物や高沸点化合物も再現性よく高感度で定量することができた.本法は特殊な部品やGC本体の特別な改造の必要もなく, オートサンプラーを用いた連続分析も従来どおり適用可能であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1993-10-05
著者
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田嶋 晴彦
(財)化学物質評価研究機構久留米事業所
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青木 三奈子
(財)化学品検査協会東京事業所
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嶋村 直美
(財)化学品検査協会久留米研究所
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田嶋 晴彦
(財)化学品検査協会化学品安全センター久留米研究所
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