フラボノール蛍光フローインジェクション法による窒化アルミニウム中の微量トリウムの定量
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概要
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窒化アルミニウム中の微量(数十ng/g)トリウムをフローインジェクション法(FIA)により定量する方法を検討した.試料の溶液化では, 硫酸を使用した加圧分解によりトリウムを定量的に回収することができた.又, フラボノール蛍光法において, 従来より問題となっていた30ng/ml以下で検量線が直線とならない現象は, β-シクロデキストリンを反応液に添加することにより改良された.諸条件検討の結果, 定量下限(S/N=6)3ng/mlが得られ, 実試料の微量(24ng/g)トリウムを定量することができた.なお, 本FIAシステムの試料処理速度は毎時20試料である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1992-01-05
著者
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