ガスクロマトグラフィーによる魚肉中のトリブチルスズ及びトリフェニルスズ化合物測定のための試料前処理法の検討
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概要
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炎光光度検出器付きGC(FPD-GC)による魚肉中のトリブチルスズ(TBT)及びトリフェニルスズ(TPT)化合物の定量における抽出法について検討した.混合した同一の魚肉試料(スズキ)からTBTとTPTを5種類の異なる方法で抽出した.各々の抽出液は, 陰及び陽イオン交換樹脂カートリッジカラムで精製後, TBTとTPTをプロピル化し, 大口径キャピラリーカラムFPD-GCにより定量した.これにより, 抽出法の違いによるTBTなどの定量値の差について比較した.その結果, 室温でアルカリ分解後, 酢酸エチル/ヘキサン(1 : 1,v/v)混液で抽出する方法で, TBT及びTPT共に最高値が得られた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-03-05
著者
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