医薬品の品質管理試験のための自己判断機能を有する高速液体クロマトグラフィー自動分析システムの開発
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概要
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液体クロマトグラフ法による試験業務の効率化を目的とし, 分析条件の変更, システムの適合性試験及びデータ処理操作の自動化を可能とするシステムを開発した.医薬品は, 多品種少量バッチ生産であることから, 分析条件の異なる多種類の試料を連続的に, かつ, 自動的に試験できるHPLCシステムが要望されていた.分析条件の変更には, 試験者の判断処理を求める操作が多く, 自動化が困難であったが, 本システムは装置のコンディショニングや, システムの適合性など, 煩雑な操作が自動的に行えるように, 自己判断機能を有している.データ処理及び測定結果の編集をも自動化することで, 業務の効率化, 省力化を図ることができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-03-05
著者
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安田 勉
Analytical Research Laboratories Fujisawa Pharmaceutical Co. Ltd.
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安田 勉
藤沢薬品工業(株)物性研究所
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岡本 芳彦
Analytical Research Laboratories Fujisawa Pharmaceutical Co. Ltd.
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Yasuda Tsutomu
Analytical Research Laboratories Fujisawa Pharmaceutical Co. Ltd.
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