水分気化/カールフィッシャー法による医薬品中の水分定量
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概要
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種々の医薬品原体及びそれらの関連物質の水分定量の一手段として, 水分気化法を日常分析に適用する際の標準的な試験条件につき検討した.その結果, 加熱温度を"150℃"又は"分解点マイナス10℃"程度の一定温度に設定し, 5分間ごとのカールフィシャー試薬の消費量をから試験によって補正し全発生水分量を迅速かつ正確に定量できることが分かった.本法は直接カールフィシャー法が適用できない医薬品の一般的な測定法としてほとんどの化合物に適用することができ, あるいは直接滴定法による定量値を確認する方法として有用な方法と考えられる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-01-05
著者
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幸田 繁孝
藤沢薬品工業株式会社物性研究所
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幸田 繁孝
藤沢薬品工業(株)物性研究所
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安田 勉
Analytical Research Laboratories Fujisawa Pharmaceutical Co. Ltd.
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安田 勉
藤沢薬品工業(株)物性研究所
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北川 輝幸
藤沢薬品工業株式会社物性研究所
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Yasuda Tsutomu
Analytical Research Laboratories Fujisawa Pharmaceutical Co. Ltd.
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