ナフィオン被覆水銀膜グラッシーカーボン繊維電極を用いるストリッピングボルタンメトリーによる河川水中の銅化学種の定量
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概要
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懸濁粒子を1μmのメンブランフィルターにより除去した試料水を0.01M硝酸カリウム-0.001M塩化カリウム溶液(pH5)とした後, ナフィオン被覆水銀膜グラッシーカーボン繊維電極(約10μmφ×1mm)の電位を-1.0V vs.Ag/AgClにしたフロー電解セルに通して10分間前電解する.次に, 流れを止めて示差パルスアノ-ディックストリッピングボルタモグラムを記録する.この方法を河川水に応用し, フミン物質共存下で, 0.4ppbのCu^<2+>イオンとCuCO_3を直接定量できた.これは全溶存銅の25〜30%である.この値は巨大網目構造の弱塩基性陰イオン交換体ジエチルアミノエチルセファデックスA-25でフミン物質を除いた後, つり下げ水銀滴電極を用いて得られた結果とよく一致した.
- 1990-08-05
著者
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