高速液体クロマトグラフィー用シリカ系充填剤の化学修飾
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概要
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高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用固定相担体として, シリカゲルが最も広く用いられている. シリカゲルは機械的強度が高い, 理論段数が高い, 表面の化学修飾が容易である, 比較的安価であるなどの特長があり, 通常, 分析目的に合わせて表面を種々に化学修飾して用いられている. HPLCの適用範囲の拡大及び要求される分析精度の高度化に伴って, このシリカ系充填剤の高機能化に対する必要性はますます高まっている. 特に, 逆相充填剤, 浸透制限充填剤, 及びキラル固定相の高機能化に関心が集まっている. これらの充填剤はそれぞれ, 残存シラノール基による好ましくない効果がある, 調製が複雑で導入できる修飾基に制限がある, キラル固定相として軸異性光学活性体の有効性が明らかにされていない, などの課題を残している. 本研究では, シリカゲル表面の新たな修飾法を開発することによりこれらの課題を解決し, 充填剤機能の向上を図るとともに, 高機能化の機構を明らかにした.
- 2000-04-05
著者
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