ジアミドと2-テノイルトリフルオロアセトンを用いる協同抽出系におけるイットリウム, ユウロピウム及びアクチノイドの抽出錯体種の同定
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概要
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N,N'-ジメチル-N,N'-ジヘキシル-3-オキサベンタンジアミド (DMDHOPDA) 又は N,N'-ジメチル-N,N'-ジヘキシル-3-チアベンタンジアミド (DMDHTPDA) と2-テノイルトリフルオロアセトン (Htta)を用いてY, Eu及びアクチノイドの協同抽出を行い, 抽出錯体の化学形を調べた. 試薬濃度が一定の条件下で (すなわちY, Cm, Cfについては0.748 mM [DMDHOPDA] 及び 5 mM [Htta], Uについては 2.8 mM [DMDHOPDA] 及び 0.5 mM [Htta], 溶媒はトルエンを使用した) log D と pH のプロットが曲線関係を示した. 更にlog Htta と log D 及び log DMDHOPDA と log D 関係の結果を併せて解析して, M(DA)_2(tta)(X)_2やM(DA)(tta)_2(X) (ここでM: Cm, Cf; DA: DMDHOPDA; X^- : ClO_4^-)など2種以上の抽出錯体を見いだした. 更に, DMDHTPDA と Htta の協同抽出において, Eu, Am, Th, 及び U をニトロベンゼンに抽出する際にも, 複数の錯体が生成することを確認した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2000-03-05
著者
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