セミミクロカラム高速液体クロマトグラフィー
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概要
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カラム内径をマイクロメートル領域まで小口径化した液体クロマトグラフィー(ミクロカラムLC)の試みは1970年代までさかのぼる. しかし, ミクロカラムLCはカラム自身の問題, 装置上の制約等のためにLCが活躍するほとんどの領域で受け入れられていないのが現状である. 対照的にセミミクロカラムLC(内径が1〜2mm)はミクロカラムLCとはん用LCの両者の利点を享受でき, 最近, 様々な分野での応用例が紹介され始めている. 小口径カラムの使用ではカラム外拡散が問題となりやすいが, セミミクロカラムLCでは通常の方式の装置系に若干の配慮を行えばはん用LCにそん色のない分離効率が得られる. セミミクロカラムLCの感度上の優位性が最も現れるのはカラムスイッチングシステムと言える. 本稿ではこういったシステムの鑑定分析, ストレスホルモンの分析等への応用例を交え, セミミクロカラムLCの優位性を議論する.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1998-08-05
著者
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