ジアステレオマー法の本質的問題点を解決した超高性能不斉識別法の開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1848年ルイ・パスツールにより鏡像異性現象が発見されて以来,鏡像体の識別は自然科学研究において重要な研究課題の一つと成っている.近年,鏡像異性と生物活性の関係がますます重要と成っており,鏡像異性体の超高感度識別法の開発が求められている.鏡像体の識別に最も広く使われているジアステレオマー誘導体化法にはジアステレオマー中の不斉中心間が4結合以上離れると,識別が非常に難しいかむしろ不可能であるという問題点があった.この問題点は本質的なものであると考えられており,その解決は半ばあきらめられていた.著者らは独自の発想に基づいて蛍光性不斉誘導体化試薬類を開発し,この問題の一つの解決方法を開発した.
- 2004-08-05
著者
関連論文
- ジアステレオマー法の本質的問題点を解決した超高性能不斉識別法の開発
- ジアステレオマー法の問題点を克服した超高感度遠隔位不斉識別法の開発と生理活性天然物の絶対位置決定への応用
- 蛍光不斉誘導体化試薬による分岐脂肪酸の遠隔位不斉識別 (分離・検出と機能物質)
- 蛍光試薬
- 過酸化脂質のFIAによる分析
- 生物有機化学における農学的先駆的研究
- 年会を想う
- 「出会い」に備えて「基礎教育」の充実を
- 抗HIV薬開発の新たな展望耐性HIVの出現しにくい薬の創製
- 「出会い」に備えて「基礎」を大切に
- 遠隔位不斉識別のための蛍光性不斉誘導化試薬の開発とその応用