酸化還元滴定法を利用した金属銅, 酸化銅(I)及び酸化銅(II)の分別定量法
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概要
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酸化銅(I)、酸化銅(II)及び金属銅から成る試料中の各々の量を3種類の異なった酸化還元滴定法により定量することができた。まず、試料を脱気したアセトニトリル、塩酸の混合溶液に溶解、炉過し、金属銅を含まない炉液を過マンガン酸塩溶液で滴定して酸化銅(I)を定量した。次に試料を塩化鉄(III)・溶液に溶解し、生成するFe^<2+>を過マンガン酸塩溶液で滴定して酸化銅(I)と金属銅の含量を定量し、計算により金属銅を求めた。最後に、試料を硝酸に加熱溶解しすべての銅を二価とした後ヨウ素滴定法により全銅量を得、計算により酸化銅(II)を求めた。
- 1989-06-05