ガラス転移領域での比熱変化を用いたポリジメチルシロキサンの定量
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概要
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室温状態のポリジメチルシロキサン(PDMS)を、-160℃で急冷し、ガラス転移領域での比熱変化量(△C_p)を示差走査熱量計を用いて測定した。急冷後の放置時間を5分、昇温速度を10℃/minとして、関係式、△C_p=(0.0895±0.0006)x+(0.0379±0.0038)を得た。ただし単位は、△C_pはW、xはPDMS量でgである。この関係式を用いて、PDMS組成物中のPDMS量を求めたところ、IRによる測定値と良い一致を示した。その結果、ガラス転移領域での△C_pを用いた本法は、PDMS組成物中のPDMSの定量分析法として有用であることが分かった。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-03-05
著者
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