高速液体クロマトグラフィーによる配合飼料中のスルファキノキサリンの定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
配合飼料中に添加された合成抗菌剤スルファキノキサリン(SQ)について紫外吸収検出器を使用したHPLCで定量する方法を検討した。SQをジメチルホルムアミド(DMF)を用いて沸騰水浴中で時々振り混ぜながら抽出し、アルミナカラムでクリーンアップした後、HPLCで分離定量を行った。カラムはμBondapak C_<16>を用い、移動相にはメタノール水(45:55)にイオン対試薬PIC B6を加え、240nmで検出した。本法によればペレット化した配合飼料中のSQについてもマッシュ状配合飼料の場合と同様に良好な定量値が得られた。本法によるSQの定量限界は0.5ug/g程度であり、3種類の配合飼料を用いてそれぞれ60μg/g添加した場合の回収率は97.3%であった。又、本法による共同分析成績は回収率102.0%及び相対標準偏差4.1%と良好な成績が得られた。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-01-05
著者
関連論文
- 高速液体クロマトグラフィーによる穀類及び配合飼料中のシトリニン及びオクラトキシンAの同時定量
- キャピラリー電気泳動法による配合飼料中の8種類の有機酸の同時定量
- ガスクロマトグラフィーによる飼料中のコレステロールの定量
- キャピラリー電気泳動による魚粉中のヒスタミンの定量
- キャピラリー電気泳動法による配合飼料中の8種類の有機酸の同時定量
- キャピラリー電気泳動法を用いたサイレージ中の各種有機酸の分析
- 飼料中の有害物質分析 : 日本の飼料公定分析法を中心として
- 調査資料 配合飼料及び飼料原料中のフモニシンB1及びB2の汚染状況(1998年)
- 高速液体クロマトグラフィーによる飼料中のフモニシンB1及びB2 の定量
- 飼料分析 - 飼料添加物 -
- 飼料のマイコトキシン汚染実態について
- 高速液体クロマトグラフィーによる配合飼料中のスルファキノキサリンの定量
- 技術レポート 近赤外顕微鏡による肉骨粉の判別法
- 高速液体クロマトグラフ質量分析計による飼料中のデオキシニバレノール及びニバレノールの同時定量
- 蛍光検出高速液体クロマトグラフィ-による鶏組織中のラサロシドナトリウムの定量
- 魚粉および油脂中に添加されたエトキシキンの定量法
- 高速液体クロマトグラフィ-による配合飼料中のハロフジノンポリスチレンスルホン酸カルシウムの定量法